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米スリーエム、組織再編で約2900人削減へ

3Mのロゴ
12月3日 米複合企業スリーエム(3M)は世界の従業員約2900人を削減するとともに、成長が鈍化している市場への投資を縮小すると表明した。写真は3Mの本社。3月4日、ミネソタ州メープルウッドで撮影(2020年 ロイター/Nicholas Pfosi)

[3日 ロイター] – 米複合企業スリーエム(3M)は3日、世界の従業員約2900人を削減するとともに、成長が鈍化している市場への投資を縮小すると表明した。組織再編の一環で、これにより税引き前で最大2億5000万ドルのコスト削減が見込まれている。

同社はこの措置により、税引き前で2億5000万─3億ドルの費用計上を見込んでいるという。うち1億2000万─1億5000万ドルは2020年第4・四半期に計上する。

同社のローマン最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルス感染流行は変化を加速させ、世界のエンドマーケットに混乱をもたらした。これにより、企業がより迅速に適用する必要が増している」と述べた。

3Mは、組織再編により、eコマース、医療、自動車の電化、住宅改築などの部門で、世界の市場トレンドに乗ることができるようになるとしている。

2019年12月31日時点の同社従業員は9万6163人だった。

組織再編により、税引き前で年間2億─2億5000万ドルのコスト削減につながるとしている。2021年は7500万─1億ドルが節減できる見込み。