メニュー

中国発「独身の日」が東南アジアでも活況に 日本企業の戦略どう変わる?

コロナ禍でも大盛況の「独身の日」流通総額は大手2社で12兆円超!

 11月11日、今年も中国最大のECの祭典である「独身の日」(正式名:天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル)が開催された。今年は新型コロナウイルス(コロナ)禍での消費低迷を懸念する声もあったが、巣ごもり需要の取り込みや、海外旅行を断念した中間層を中心に海外ブランドの“オンライン爆買い”を呼び込むなどの戦略が成功。蓋を開ければ過去最高の流通取引総額(GMV)を更新するほどの活況を呈した。

アリババとJD.comだけでGMVは12兆円超え

今年はコロナ禍での開催となった独身の日だが、中国での流通総額は過去最高を記録、舞台は東南アジアなどにも広がった

 アリババ(Alibaba)が公表した今年の独身の日に関する確定数値を確認しておくと、開催規模としては3万1000の海外ブランドを含む25万以上(昨年は約20万)のブランドが出品され、8億人以上(同約5億人)の消費者が参加する過去最大のものとなった。

 最も注目されるG M Vは、

・・・この記事は有料会員向けです。
続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。