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ユーロ圏11月景況感指数は87.6、コロナ第2波で7カ月ぶり悪化

ブリュッセルの欧州連合(EU)本部前
欧州委員会が発表した11月のユーロ圏景況感指数は87.6と前月の91.1から低下した。ブリュッセルの欧州連合(EU)本部前で8月撮影。(2020年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 27日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会が発表した11月のユーロ圏景況感指数は87.6と前月の91.1から低下した。低下は7カ月ぶり。市場予想(86.5)は上回った。

新型コロナウイルス流行第2波により全セクターで景況感が悪化し、ロックダウン(都市封鎖)の打撃が大きかったサービス業と小売業などで落ち込みが目立った。

欧州委は新型コロナの第1波以降で初めての景況感指数の低下と指摘した。小売業とサービス業、消費者信頼感が大幅に悪化する一方、工業と建設業は小幅な低下にとどまった。

サービス業景況感指数はマイナス17.3と10月のマイナス12.1から低下した。エコノミスト予想はマイナス15.5だった。

消費者信頼感指数確報値はマイナス17.6と速報値から改定はなかった。前月はマイナス15.5。

製造業景況感指数はマイナス10.1と10月はマイナス9.2から低下したが市場予想(マイナス10.5)ほどは落ち込まなかった。

製造業販売価格期待指数は0.2と10月の0.7から低下。一方、消費者インフレ期待指数は15.4と前月の13.3から上昇した。いずれも2000年以降の平均を下回った。