[9日 ロイター] – 米百貨店メーシーズは9日、営業を再開した450店舗の業績が予想以上に好調だと明らかにした。株価は寄り付き前の取引で12%上昇。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同社は他の多くの非必須小売企業と同様、3月に800店舗のほぼ全ての閉鎖に追い込まれた。
景気の完全な回復は数年先とも予想される中、同社やアパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ、アバクロンビー・アンド・フィッチといった小売り各社は、オンライン注文の急増に伴い売り上げの回復を示唆している。
メーシーズのジェネット最高経営責任者(CEO)は、重要なホリデーシーズンに向け、適切な商品の確保に取り組んでいると表明した。
第1・四半期(5月2日まで)の暫定売上高は30億2000万ドルと前年同期の55億ドルから減少。同社の事前予想と一致した。
暫定の調整後純損益は6億3000万ドル(1株当たり2.03ドル)の赤字。前年同期は1億3700万ドル(1株当たり0.44ドル)の黒字だった。
同社は第1・四半期の正式な決算発表を7月1日に延期している。