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米クローガー、EC商品の自動配送センター、西海岸など3カ所に追加

米クローガーの自動配送センター
自動配送センターでは自律走行するロボットが商品を運ぶ

 米スーパーマーケット最大手のクローガーは6月5日、英ネットスーパー最大手のオカドグループ(Ocado Group)と提携したEC(インターネット通販)商品の配送センター(カスタマーフルフィルメントセンター、CFC)を新たに3カ所建設すると発表した。

 3カ所の具体的な地名は近日中に公表するとしているが、地域としては中北部の五大湖周辺、西海岸北部、西部になるという。同社はこれまで、東海岸のオハイオ州、フロリダ州、メリーランド州、ジョージア州のほか、テキサス州とウィスコンシン州にCFCを建設することを明らかにしている。

 新たに建設するCFCの規模は、延床面積15万〜30万平方フィート(約1万4000〜2万8000平方メートル)で、3カ所合計で1000人以上を雇用する。

 クローガーは2018年5月にオカドグループと資本業務提携した。オカドグループのオカドソリューションは、ロボットを活用した自動倉庫システムや配送ルート最適化システム、受注用アプリなどを「オカド・スマート・プラットフォーム」(OSP)として外販しており、クローガーは米国におけるOSPの独占使用権を得ている。この契約に基づいて22年までに米国内で20ヵ所のCFCを開設する計画だ。

 クローガーのCFCの第1号は、21年の早い時期に本社があるシンシナティ郊外のオハイオ州モンローで稼働する予定だ。