[ベンガルール 22日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コム のインド法人は、インドのオンラインショッピング急増に応じるため5万人を一時採用すると発表した。インドでは、新型コロナウイルス感染拡大のためのロックダウン(都市封鎖)で人々が2カ月にわたって屋内での自粛生活を余儀なくされている。
封鎖によって当初、多くのEコマース業者は業務に大きな支障をきたしていたが、規制が徐々に緩和されつつあることから、今は大半の営業が可能となっている。
同社のバイスプレジデントは会社のブログに掲載した文書で、「インドの顧客が必要なものを入手して社会的距離(ソーシャルディスタンス)を継続できるよう、引き続き全土の顧客を支援していきたい。また今回の措置により、可能なかぎり多くの人々に安全な労働環境を提供し、業務継続を可能にすることになる」と説明した。
一時採用された人員は、配送センターまたは配送網の一部で勤務するという。
一方、インドでは他の多くの企業がコロナ危機を乗り切るため人員削減を迫られている。
インドでアマゾンは、ウォルマート 傘下のフリップカートとの間で熾烈な競争を繰り広げており、先に2025年までに同国で100万人の雇用を創出する方針を明らかにしている。