[カンザスシティ(米ミズーリ州) 16日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は16日、米国の失業率が低水準にあり、かつ賃金が上昇していることは、消費の力強い状態が継続することを示しているとの見方を示した。
ボウマン理事は「消費者信頼感は引き続き力強い」とし、昨年は通商政策などを巡る先行き不透明感があったにもかかわらず「家計部門には耐性があった」と述べた。
また、製造業部門は安定化しつつあるようにみえるとも指摘。インフレ率は向こう数年でFRBが目標とする2%に上昇するとの見方も示した。
商務省がこの日に発表した昨年12月の小売売上高は前月比0.3%増と、3カ月連続で増加。昨年末時点で米経済が緩やかに成長していたことが示された。