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米アムジェン、今後10年は成長の25%がアジアから=CEO

医薬品大手アムジェンのロゴ
今後10年で販売の伸びのうち、アジア市場が最大25%を占めるようになるとの見通しを明らかに。写真はサンフランシスコで2013年10月撮影(2019年 ロイター/Robert Galbraith)

[サンフランシスコ 14日 ロイター] – 米バイオ医薬品大手アムジェンのロバート・ブラッドウェー最高経営責任者(CEO)は13日、ロイターとのインタビューで、今後10年で販売の伸びのうち、アジア市場が最大25%を占めるようになるとの見通しを明らかにした。

現状で売り上げの柱はなお米市場で、全体の75%以上を占めている。しかし、同氏は「われわれの業界では中国と日本がそれぞれ第2と第3の市場だ」と指摘。中国は急拡大している市場だとし、日本は高齢化人口が有望市場につながるとの期待を示した。

アムジェンは昨年終わりごろ、中国での事業拡大を目指し、北京を拠点とするバイオ会社、百済神州(ベイジーン)の株式20.5%を取得している。

日本では今年第2・四半期までに、アステラス製薬との合弁事業を解消し、日本で初めて独立した販売部門の運営を始める見込み。

ブラッドウェー氏はアステラス製薬との合弁事業で行った「幾つかの医薬品で協業し、一定の期間後にその権利がアムジェンに返される」というビジネスモデルをベイジーンでも実践したいと述べた。