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世界最大の食品見本市 第35回アヌーガ2019
現地取材レポート

ドイツ・ケルンで開催された、ケルンメッセ主催・運営の食品・飲料国際見本市アヌーガ2019は11の展示ホールで展開し、展示面積が合計で284,000m2と世界最大級の見本市である。今年で100周年を迎えたアヌーガは出展する企業・団体の数が過去最高を更新し、201カ国から約17万人を超える来場者があった。

ケルンメッセ展示部 部長 アネ・シューマッハ氏に会場でインタビューを行い、今期アヌーガの概要やトレンドを語ってもらった。

─アヌーガ2019の概況と印象をお聞かせください。

アヌーガ2019は10月5日から9日までの5日間で開催され、世界106カ国から7,590社がアヌーガに出展しました。201カ国より約17万人の来場者がドイツ・ケルンの会場を訪れ過去最高の数字となりました。

出展者の海外比率は90%、来場者の海外比率は75%と海外からの出展、来場者が非常に高い割合を占めています。

日本から70社の出展があり、「ファインフード」「ホットビバレッジ」「ミート」の3 つのパビリオンを展開し盛況でした。

今年で100周年を迎え世界最大の食品見本市となり、各ブースではサプライヤーとバイヤーとの商談が積極的に行われ、非常に活気のある展示会となりました。

─今年のアヌーガの新たな取り組みやトピックについてお聞かせください。

2017年から10のトレードショーのコンセプトはそのままに、2019では新たな取り組みを実施しています。「Anuga tasteINNOVATION SHOW」では、イノベーティブかつ新しい製品を選定し展示することで多くの方の来場がありました。

「Anuga Trend Zone」では、2019年の食品トレンドトップ10や世界の食品におけるメガトレンドなどのセミナーを、実施しました。「Anuga Horizon2050」では、食品や飲料におけるイノベーティブなテクノロジーや持続可能なソリューションを紹介しています。

今回の展示においては、グルテンフリー等のフリー食品や植物性食品、非遺伝子組み換え食品、ビーガン、オーガニックに関連した食品・飲料等の出展が増加しています。消費者はますます忙しくなる中で、健康になるための要望も高く、手軽においしく食べられるRTE(Ready-to-eat)に対応する商品も増えています。

─最後に日本からの出展者と来場者に向けてメッセージをお願いします。

ケルンメッセ展示部 部長
アネ・シューマッハ氏

今年も世界中からの来場者が増えており、日本からも多くの方々に来場していただいております。

日本の食品は安心・安全で高品質であり、世界的に需要が高い状況が続いています。是非日本の出展者には、よい商品を積極的にアピールして世界中のバイヤーと商談を実施していただきたいと思います。

来場者にとっては世界中の企業のイノベーティブな商品に直接触れることができますので、ビジネスを世界的に拡大する機会として会場に足を運んでもらいたいです。

次回のアヌーガ2021は2021年10月9日から13日に開催される予定である。

国内お問い合わせ先:ケルンメッセ(日本事務局)
TEL: 03-5793-777
HP: https://www.anuga.com/
Mail: kmjpn@kolenmesse.jp