アルディ、食品廃棄削減のため、在庫処分会社との連携を拡大
ハード・ディスカウントストアであるアルディの英国事業、アルディUK(Aldi UK)は1月5日、食品廃棄量を削減するという目的で、カンパニー・ショップ・グループ(CompanyShop Group:以下、カンパニー・ショップ)との連携を拡大し、国内すべての配送センターの余剰在庫をカンパニー・ショップが運営する「コミュニティ・ショップ」に提供することで合意した。
カンパニー・ショップは英国内の食品小売チェーン、食品メーカー、飲食店チェーンなどから食品と日用消耗品の余剰品を引き受け、同社が運営する店舗で会員に対して格安価格で販売する事業を展開している。同社は公共団体職員を会員とする「カンパニー・ショップ」と、地域の低所得者が会員の「コミュニティ・ショップ」という異なる目的の2種類のフォーマットを運営している。このうち「コミュニティ・ショップ」の会員へは、職業訓練や借金整理のアドバイスなど生活再建の支援サービスへの取り次ぎも行う。
アルディUKとカンパニー・ショップは2015年10月に、アルディのプライベートブランド(PB)の余剰品をサプライヤーから直にカンパニー・ショップが買い取る契約を結んだ。この契約により、アルディのサプライヤー350社以上が余剰品の多くを廃棄せずに済んでおり、これまでに累計1万4700トンが廃棄を免れた。今回は契約内容をさらに広げ、自社物流センターの余剰在庫も対象とした。
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