[30日 ロイター] – 米ファストフード大手マクドナルドの第1・四半期決算は、米国内既存店売上高が4四半期ぶりに増加に転じた。期間限定キャンペーンやバリューセット、店舗刷新による集客が奏功した。
決算を受け、マクドナルドの株価は小幅上昇し、過去最高値を更新した。
米既存店売上高は4.5%増と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の3.03%増を上回った。
世界既存店売上高も予想を上回る5.4%増だった。
純利益は13億3000万ドル(1株当たり1.72ドル)と、前年同期の13億8000万ドル(同1.72ドル)から減少。一時的項目を除く1株利益は1.78ドル。
フランチャイズ化の推進を背景に、総売上高は約4%減の49億6000万ドル。
アナリスト予想は1株利益が1.75ドル、売上高が49億3000万ドル。
テクノロジーへの投資拡大に伴い、2019年の経費は従来予想よりも拡大するとの見通しを示した。また、今年のコモディティー(商品)価格見通しを2─3%上昇とし、従来の1─2%上昇から引き上げた。