セブン&アイ・ホールディングス傘下の米7-イレブンは、サブスクリプション(定額課金)型のデリバリーサービスを始めた。月額5.95ドル(約680円)で7-イレブン店頭商品の配達サービスを何度でも利用できる。
サービス開始は同社が1月19日に明らかにした。サービス名は「7ナウ ゴールドパス(7NOW Gold Pass)」で、モバイルアプリ「7ナウ」を使って商品を注文する。7-イレブンの店頭で販売しているホットフードやスナック菓子、飲料、加工食品、日用品など約3000アイテムの商品を注文できる。
サブスク型のデリバリーサービスは、アマゾンの「アマゾンプライム」が月額12.99ドル(または年払いで119ドル)、ウォルマートの「ウォルマート+(プラス)」が月額12.95ドル(同98ドル)などとなっており、7ナウ ゴールドパスはこれらに比べて大幅に安い。
7-イレブンは、7ナウアプリを通じたデリバリーサービス「7-イレブンデリバリー」を2018年にスタートした。商品は注文してからだいたい30分以内に届く。同社ではサービス実施店舗を2025年度に約6500店舗に増やす計画だ。
7ナウ ゴールドパスは、最初の14日間無料で試用できる。それを過ぎると月額5.95ドルが課金され、解約手続きをしない限り、毎月自動更新される。
7-イレブンでは、宅配サービスのウーバーイーツやドアダッシュ、ポストメイツ、インスタカートなどを通じたデリバリーも行っている。