[4日 ロイター] – ニューヨーク連銀が4日に発表した新たな指標であるグローバル・サプライ・チェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)によると、インフレ高進につながっていた世界のサプライチェーン(供給網)に対する圧力はピークに達した可能性がある。
ブログへの投稿で「世界のサプライチェーンへの圧力は歴史的にまだ高いものの、ピークに達し、今後は幾分緩和され始めるかもしれないことを(GSCPIは)示唆している」と指摘。GSCPIは欧米アジア間の輸送料や航空運賃など27の変数に基づいているが、パンデミック(世界的大流行)からの回復過程で大幅に上昇していた輸送料がここ数カ月で鈍化し始めているという。
また需要の変化を調整したものの、GSCPIは「完璧な」指標ではなく、一部の需要要因を依然として反映している可能性があるとした。