コンビニエンスストア(CVS)市場はセブン-イレブン・ジャパン(東京都:以下、セブン-イレブン)、ファミリーマート(東京都)、ローソン(東京都)の大手3社のシェアが90%を超える超・寡占市場だ。コロナ感染拡大の打撃でそれまで順調に拡大してきた市場規模が縮小したが、2022年度は見事にそれをコロナ前を超える水準まで巻き返している。
大手3社の合計シェアは93.1%に
日本フランチャイズチェーン協会(東京都)によると、22年度(22年1~12月)のCVSの市場規模は11兆1775 億円で、対前年度比で3.7%増加した。CVSはコロナ拡大直後、オフィス街や観光地立地の店舗の利用が大きく落ち込み、20年度は市場が縮小した。しかしコロナ収束にともない21年度に続き市場が伸長。22年度は、コロナ前の19年度(11兆1608億円)を超えるまでに回復を果たしている。
大手3社の全店売上高を見ると、最大シェアを誇るセブン-イレブンは5兆1487億円(同4.0%増)、ファミリーマートは2兆9575億円(同4.1%増)、ローソンは2兆2995億円(同4.0%増)。合計のシェアは93.1%と、0.3ポイント(pt)増加した。
シェアの内訳では、セブン-イレブンが46.1%で(同約0.2pt増)、ファミリーマートが
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