2023年度の地域生協の経営状況をみると、供給高ベースでは「店舗好調・宅配横ばい」の構図となっている。コロナ後の「店舗回帰」およびインフレに伴う単価上昇によって、8割以上の単位生協(単協)が店舗事業で増収を果たした(店舗供給高上位50生協中)。半面、伸び悩んだのが宅配事業で、宅配供給高上位50生協中半数以上の単協が前年割れとなり、上位50生協の宅配供給高前年度比は1%減となった。
総事業高では上位10生協中8生協が増収となった。なかでもコープさっぽろが対前年度比3.3%増、みやぎ生協が同3.5%増と好調ぶりが目立った。どちらも店舗事業が供給高の成長をけん引した。
総じて
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