今年の1000社ランキングに入ったディスカウントストア(DS)の企業数は34社で前年から10社増加した。企業数が大きく増えたのは、前年まで食品スーパー(SM)業態としていた「業務スーパー」のフランチャイズチェーンをDS業態に移管した影響によるもの。34社合計の売上高は3兆5920億円と前年から11.7%増加した。
DSを取り巻く経営環境を見ると、食品の値上げラッシュ、急激な円安進行などを背景に消費者の節約志向が高まる中、低価格訴求を強みとする各社は堅調に売上高を伸ばしている。
最大手ドン・キホーテ(東京都)の23年6月期業績は、売上高が対前期比9.1%増の7530億円だった。期中は「情熱価格」をはじめ自社開発商品を積極導入するなどの取り組みを進め、ドン・キホーテを含むDS事業の既存店売上高は同5.2%増と好調に推移。また、テレビCMやSNSでの発信などブランド認知向上に努めたことも売上増に寄与した。
2位トライアルカンパニー(福岡県)の
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