今回の1000社ランキングに入った百貨店企業は52社で、前年から6社減少している。
経済正常化に伴う人流の増加やインバウンド需要の回復を背景にして、大手を中心に百貨店各社の業績はコロナ禍以前の水準に戻りつつある。日本百貨店協会が発表した2023年の全国百貨店売上高は既存店ベースで対前年比9.2%増の5兆4211億円と前年に続いて伸長しており、本特集のランキングでも上位20社中15社が増収となった。
上位3社の顔ぶれは前年と変わらず、1位は髙島屋(大阪府)で24年2月期業績は売上高が同1.3%増の3130億円、当期純利益が同46.9%増の250億円だった。社会活動正常化に伴い客数が増加し、ファッション関連商品の販売が堅調に推移した。
2位の三越伊勢丹(東京都)の24年3月期業績は、売上高が同10.9%増の2708億円、当期純利益が同68%増の
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