2年前の2019年10月は、消費増税後による買い控えで、各社売上を大幅に落とし、昨年20年10月はその反動とコロナ需要もあり、既存店ベースでも2ケタ以上の売上増となったところが続いた。こうした外的要因もあり、21年10月の業績は前年の反動で、対前年比で苦戦が予想されたが、比較的堅調に推移した模様だ。コメリによると、10月中旬以降、気温の低下とともに暖房用品等の季節商品や灯油の需要も高まったとしている。
なお、ジョイフル本田の20年10月度(9/21~10/20)は、一昨年度の千葉県の台風による特需の反動が影響して、売上を大きく落としている。※
主要ホームセンター10月の既存店売上高前年同月比(2021年・2020年)(%)
2021年 | 2020年 | |
コメリ | 0.7 | 15.3 |
DCM ホールディングス | 0.2 | 11.7 |
コーナン商事 | 1.3 | 12.9 |
ジョイフル本田 | ▲ 1.8 | ▲ 17.9 |
ナフコ | ▲ 4.2 | 10.9 |
アークランドサカモト | ▲ 2.0 | ▲ 0.3 |
ビバホーム | 0.5 | ▲ 0.8 |
ケーヨー | ▲ 3.5 | 4.3 |
ハンズマン | ▲ 9.5 | 5.5 |
アレンザホールディングス | 2.5 | 15.9 |
内HC事業 | 1.8 | 13.5 |
ジュンテンドー(HC店舗) | ▲ 2.0 | 34 |
イオン九州(HC店舗) | ▲ 1.0 | 25.5 |
※11月19日22:30記事を修正。
ジョイフル本田の20年10月度(9/21~10/20)は、コロナ感染拡大抑止のため、営業時間の短縮を実施したことが影響して、売上を大きく落としているとしておりましたが、前年同月の売上減の要因としては「千葉県の台風による特需の反動が影響したため」に修正いたしました。訂正してお詫び申し上げます。