イオン(千葉県/吉田昭夫社長)とセブン&アイ・ホールディングス(東京都/井阪隆一社長:以下、セブン&アイ)の国内流通大手2社が2021年度の中間決算(いずれも21年3~8月が対象期間)を発表した。コロナ禍で打撃を受けてきた総合スーパー(GMS)やコンビニエンスストア(CVS)といったそれぞれの中核事業が息を吹き返しはじめたことで、全体の業績にもポジティブな影響を与えている。
イオン
過去最高の営業収益・利益 GMS事業も復調の兆し
イオンの22年2月期第2四半期連結決算は、営業収益が4兆3449億円で対前年同期比1 . 7 % 増、営業利益が同129.4%増の777億円、経常利益が同178.6%増の779億円、親会社株主に帰属する当期純利益は45億円(前年同期は575億円の赤字)で増収・営業増益となった。営業収益、営業利益ともに中間決算としては過去最高を記録、最終利益も黒字転換を果たしている。
セグメント別では、SM(食品スーパー)事業の営業収益が1兆3820億円(同8.5%減)、DS(ディスカウントストア)事業が1960億円(同4.1%減)とコロナ特需の反動を受けて減収。営業利益もそれぞれ同150億円、同16億円のマイナスとなっているが、コロナ禍の影響を受ける前の19年度の数値と比較すると、いずれも増収・営業増益となっている。
一方、
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