[26日 ロイター] – 米クレジットカード大手ビザが26日発表した第4・四半期(9月30日まで)決算は、利益が市場予想を上回った。コロナ禍で停滞していた経済の再開に伴う旅行需要の回復や、オンラインショッピングへの支出拡大が追い風となった。
純利益は35億8000万ドル(クラスA株1株当り1.65ドル)と、前年同期の21億4000万ドル(同0.97ドル)から増加した。リフィニティブがまとめたアナリスト1株利益予想は1.54ドルだった。
クロスボーダー決済額(為替変動の影響除く)は38%増。
決済総額(為替変動の影響除く)は17%増。決済処理件数も21%増加した。
競合の米アメリカン・エキスプレス(アメックス)が先週発表した第3・四半期決算(9月30日まで)は、4四半期連続で利益が市場予想を上回った。新型コロナウイルスを巡る規制措置の緩和に伴う消費回復が寄与した。