[東京 8日 ロイター] – 厚生労働省が8日公表した8月の毎月勤労統計(速報)によると、実質賃金は前年比0.2%上昇し、2カ月連続でプラスとなった。プラス幅は7月の0.3%から縮小した。
経済活動回復に伴い賃金は緩やかな上昇基調にあるが、消費者物価指数(CPI)の前年比が7月の0.2%から0.4%に拡大したことが下押し要因となった。
8月の現金給与総額は前年比0.7%増の27万4987円と6カ月連続で増えた。一般労働者は同1.4%増加したが、パートタイム労働者が同1.7%減少した。
所定内給与は同0.2%増の24万4437円と8カ月連続で上昇した。所定外給与は同6.5%増の1万7784円と5カ月連続で増えた。
特別に支払われた給与も前年比2.0%増の1万2766円と3カ月ぶりに上昇した。