[27日 ロイター] – 米顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドットコムが27日発表した第1・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。新型コロナ禍を受けた在宅勤務の広がりでクラウドベースのソフトウエア需要が増加した。同社は通年の収益見通しを引き上げた。
第1・四半期の売上高は59億6000万ドル。リフィニティブのIBESのアナリスト予想は58億9000万ドルだった。
サブスクリプション(定額課金)・サポートサービスの売上高は21%増の55億4000万ドルだった。
調整後1株当たり利益は1.21ドルで、予想の0.88ドルを上回った。株価は時間外取引で一時5.4%高を付けた。
通年の売上高予想は259億─260億ドルに引き上げた。市場予想は257億6000万ドル。
通年の調整後1株当たり利益予想は3.79─3.81ドル。市場予想は3.43ドル。
社員がワクチン接種を終えても在宅勤務を採用する企業は多く、クラウドベースのソフトウエアの需要が続いている。