コメリの2021年3月期の営業利益は、前年同期比で64.2%増の303億円と過去最高となった。粗利益率に相当する売上総利益率が33.3%と前期からプラス1.2ポイント(pt)、販売管理比率が27.6%とマイナス1.4ptと、それぞれ改善した。
売上高にあたる営業収益も同10.7%増の3857億円だった。期中に、パワーを10店舗、ハード&グリーンを12店舗、プロを3店舗の計25店舗を出店(別途14店舗閉店)。工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品などが堅調に推移し、プライベートブランド商品の売上比率が伸びたことも後押しした。
部門別で見ると、最も伸び率の高かったのが、家電・レジャー用品の16.1%増で469億円の売上となった。「園芸・農業用品」が14.2%増の879億円、「リフォーム資材・エクステリア用品」も14.2%増の558億円、「工具・金物・作業用品」が13.3%増の684億円だった。
22年3月期は、パワーを10店舗、ハード&グリーンを13店舗、プロを3店舗の計26店舗の出店を計画している。業績予想は、営業収益は3820億円(前年同期比は横ばい)、営業利益は275億円(同8.6%減)を見込んだ。これは、今期から「収益認識に関する会計基準」等を適用したもので、増減率は、前期の業績を当該会計基準に適用して算定している。