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週刊スーパーマーケットニュース ライフコーポレーション、全店にAI需要予測自動発注システムを導入

1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた週刊スーパーマーケットニュース。ライフコーポレーションは、日本ユニシスと共同で開発したAI需要予測による自動発注システム「AI-Order Foresight」を、2月までに全店で稼働させると発表した。同システムの導入によって、対象商品の発注作業時間を5割超削減し、その時間を顧客対応や売場メンテナンスの強化にあてる。ドライグロサリー部門ではすでに自動発注システムを導入していたが、今回、販売期間が短く精度面で対応が難しかった牛乳などの日配品部門でもシステムを稼働させる(1月15日〜21日のニュースをまとめました)。

カスミ
県民のための健康づくりキャンペーン
SDGs推進でつくば市と協定締結

 カスミは茨城県および味の素と連携し、県民の健康づくりを食事面でサポートするキャンペーン「茨城県産野菜をたくさん食べて健康応援」を1月15日から始めた。県民の野菜摂取を応援するため、県産野菜を豊富に使用したメニューを提案する。また、プレゼントキャンペーンや店頭を通じてメニューのプロモーションを行い、県産野菜の消費拡大を促進する。2月14日まで実施し、“時短献立”や“減塩献立”を積極的に紹介していく。

 また同社は1月22日、茨城県つくば市と「SDGsの推進に係る包括連携協定」を締結する。地域社会の活性化と市民サービスのさらなる向上を図ることで、持続可能なまちづくりの実現を目指す。科学技術の振興、産業振興、スポーツ振興、福祉向上、環境保全、防災などを協定に盛り込んだ。

ユニバース
食品リサイクル 13年目は「エコごぼう」

 ユニバースは、循環型の食品リサイクルによる堆肥で生産したごぼうを、「エコごぼう」として青森県・岩手県・秋田県の計55店舗で販売する。1月18日からの販売で、販売量は6トン。店舗で発生した野菜や肉・魚、惣菜などの食品残渣を食品リサイクル業者が堆肥に分解・再生。協力農家がその堆肥を使って生産したもの。

バローグループ 中部フーズ
「デリカキッチン車道店」オープン
「お弁当・お惣菜大賞2021」サラダ部門で最優秀賞

 バローグループの中部フーズは、デリカキッチンの10号店となる「車道店」を1月22日にオープンする。「街のおいしいお惣菜屋さん」を目指し、弁当、惣菜、ドーナツといった人気のメニューを販売するほか、店内で握った出来立てのおにぎりを提供する専用売場も導入する。単身世帯の夕食需要を意識して、出来立てのおかずや煮物の提供にも力を入れていく。

 また、全国スーパーマーケット協会主催「お弁当・お惣菜大賞2021」のサラダ部門で、同社が製造する「くるみ入りほうれん草の白和え」が最優秀賞を受賞した。おにぎり部門で優秀賞も受賞したほか、入選は5品となった。最優秀賞受賞を記念して、2月8日から3月7日、バロー店舗などで10%増量してセールを行う。1パック198円(税抜)。

ライフコーポレーション
「赤塚店」改装オープン
仮店舗「初芝東店」オープン

 ライフコーポレーションは、1997年10月に営業を開始した「赤塚店」を改装、1月17日に再オープンした。床・壁面などの内装を刷新し、商品ケースの入れ替えも実施した。また、セミセルフレジを新たに導入した。

 また同社は1月23日、1973年に開店した「初芝店」を移転し、建て替え工事を行って48年ぶりに「初芝東店」としてオープンする。「初芝東店」は食料品や日用品を取り扱う仮店舗で、新店としてオープンするのは2年後。仮店舗では、惣菜売場に対面調理場を設け、冷凍食品売場ではリーチインケースなどの新しい設備を採り入れた。

マミーマート
「国連UNHCR協会」から感謝状
高校生と考えた「家族で囲むワンパンレシピ」

 紛争や迫害で故郷を追われ、難民生活を余儀なくされた人々の保護、援助、教育支援を行うUNHCRの活動支援に共感して始めたマミーマートの取り組みに、公式支援窓口の「国連UNHCR協会」から感謝状が贈られた。協会に定期的に店舗スペースの一部を提供し、活動支援に協力するもので、昨年7月に所沢山口店で取り組みをスタート。12月までに下戸田店、飯山満駅前店、南中野店、足立島根店の5店舗で実施した。

 また同社はハウス食品と共同で、千葉女子高等学校の生徒が考えたレシピを店舗で配布する企画を実施した。5回目の今回は「家族で囲むワンパンレシピ」と題し、フライパンなどの最終調理器具をひとつだけ使い、準備から片付けまで40分でできるレシピになっている。レシピカードは店舗で配布中。

関西スーパーマーケット
農水省の「恵方巻きのロス削減プロジェクト」に参画

 関西スーパーマーケットは、農林水産省の行う「恵方巻のロス削減プロジェクト」に参画する。同プロジェクトは食品ロス削減推進法を踏まえ、予約販売などの季節商品の需要に見合った販売を推進する活動で、プロジェクトに参画する企業名や企業の取り組み内容がホームページ上で公表される。関西スーパーマーケットは同プロジェクトに賛同し、以下の取り組みを実施して食品ロス削減につなげていく。

  1. 予約販売の強化・・・予約販売の事前告知の強化
  2. 製造・販売計画の工夫・・・前年販売数量を元に今年の製造数量を計画。前年廃棄品目・数量の分析
  3. サイズ・メニュー構成の工夫・・・前年販売品目の分析と見直し
  4. 当日のオペレーションの工夫・・・各店舗/各部署での製造・販売の支援体制を事前計画