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全国スーパー、11月の既存店売上高は1.2%増、2カ月連続の増加

マスクとフェースシールドをつけて買い物客に対応するスーパーの従業員
日本チェーンストア協会が22日発表した11月の全国スーパーマーケット総販売額(56社、1万0939店)は、店舗調整後で前年比1.2%増の1兆0558億円となった。写真はマスクとフェースシールドをつけて買い物客に対応するスーパーの従業員。今年5月28日に千葉県で撮影。(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の11月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルス感染症の影響で衣料品は低迷したが、食料品と住関連は堅調だった。

 食料品は堅調な内食需要を受けて3.0%増となった。ジャガイモやタマネギ、きのこ類などが好調だった農産品は4.2%増、畜産品は全般的に好調で5.0%増だった。水産品も4.9%増えた。総菜は1.7%増、加工食品などその他食品は2.2%増だった。

 住関品は2.5%増だった。エアコンや・オイル・セラミックヒーター、加湿器などが好調だった家電製品が5.5%増えた。ソファや食卓セット、在宅勤務用のワークチェアなどの動きがよかった家具・インテリアは4.3%増、ランドセルやウェットティッシュなどが売れた日用雑貨品は3.8%増だった。

 一方、衣料品は13.3%減と大きく落ち込んだ。紳士衣料はスーツやジャケットの動きが鈍く17.2%減、フォーマルやニットなどが不調だった婦人衣料は19.6%減だった。