[マドリード 15日 ロイター] – 「ザラ」などのブランドを傘下に擁するスペインのアパレル大手インディテックスは15日、8-10月の売上高が14%減少したと発表した。
5-7月の31%減から回復した。ただ、新型コロナウイルスの流行に伴う制限措置で11月の店舗販売に大きな影響が出たとしている。
11月は21%の店舗が休業した。ただ12月第1週には大半が営業を再開し、現在の休業店舗は8%。週末はさらに10%の店舗が休業している。大半の店舗が依然として、制限付きの営業になっているという。
欧州連合(EU)統計局によると、10月の欧州のアパレル販売は、危機前の水準を9.5%下回った。
インディテックスの8-10月の純利益は8億6600万ユーロ。5-7月に続いて黒字を計上したが、前年同期比では26%の減益となった。
総売上高は60億5000万ユーロ。オンライン販売は前年比76%増と、拡大が続いている。
8-10月の減収率は、市場予想(11-15%)に沿った水準だった。