[東京 15日 ロイター] – 経済産業省が15日発表した4月の第3次産業活動指数(季節調整済み、総合)は91.6(2015年平均=100.0)で、前月比マイナス6.0%と3カ月連続の低下となった。新型コロナウイルス感染症の影響がさらに拡大し、指数の低下幅も指数水準も今基準内での最低値を大幅に更新した。
11業種中8業種が低下方向に影響した。「生活娯楽関連サービス」は飲食店、娯楽業などが落ち込んだことから31.7%低下。「運輸業、郵便業」は 一般貨物自動車運送業、鉄道旅客運送業などが主導し12.7%低下した。「小売業」は9.3%、「卸売業」は6.6%、「不動産業」は6.2%、「金融業、保険業」は1.6%、「事業者向け関連サービス」は1.1%、「物品賃貸業(自動車賃貸業を含む)」は2.7%、それぞれ低下した。
上昇方向に影響したのは3業種。「医療、福祉」は3.9%上昇した。「情報通信業」はソフトウエア業が寄与し1.9%上昇。「電気・ガス・熱供給・水道業」は0.5%上昇した。