[ワシントン 5日 ロイター] – IHSマークイットが5日公表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は27.0と、速報値の27.4から下方修正され、統計を始めた2009年末以来の低水準を付けた。新型コロナウイルスに伴う生産の混乱が影響した。
3月は40.9だった。指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。
4月のサービスPMI改定値も26.7と速報値の27.0から下方修正され、過去最低となった。3月は39.8だった。
先週発表された4月の米製造業PMI改定値は36.1と、速報値の36.9から下方改定され、2009年3月以来、11年超ぶりの低水準を付けた。
IHSマークイットによると、民間企業の新規事業が低迷したほか、需要が過去最大の落ち込みとなり、企業の余剰能力を拡大させ、史上最大の従業員削減につながったという。