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新型コロナで上場企業の売上高2兆円超が消失=東京商工リサーチ

緊急事態宣言を受けて、人通りが少なくなった都内
4月22日、東京商工リサーチは新型コロナウイルス感染拡大が上場企業の業績にどう影響しているかについての調査結果を発表した。都内で19日撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] – 東京商工リサーチは22日 新型コロナウイルス感染拡大が上場企業の業績にどう影響しているかについての調査結果を発表した。21日までに売上高や利益の下方修正を開示した上場企業は265社にのぼり、売上高が2兆0954億円、最終利益は1兆7013億円が消失したという。

売上高の下方修正分は3月27日に1兆円を突破したが、それから1カ月弱で、下方修正分は売上高で約1.7倍、最終利益は1.5倍となっている。

売上高の下方修正額が最も大きかったのはJXTGホールディングスで、航空船舶輸送の減少などを理由に通期の前回予想から3500億円引き下げた。利益の下方修正額も最も大きく、4550億円引き下げ一転赤字となった。

そのほか売上高の下方修正は大きい順にファーストリテイリング(2500億円)、エイチ・アイ・エス(1250億円)、ANAホールディングス(1200億円)。

利益では、JXTGに次いで丸紅、出光興産、住友商事が1000億円以上の下方修正額となった。