1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。ファミリーマートは人手不足に対する加盟店支援や多様な働き方に対応するため、スキマバイトアプリ「タイミー」を導入する。働き手は応募や面接がなく、働きたい案件を選ぶだけですぐ働くことができる。それだけ人手不足が深刻なことがわかるが、作業の標準化が進んでいるコンビニエンスストアであれば、一工夫すればこうしたマッチングアプリを有効に使うことができるだろう(3月24日~30日のニュースをまとめました)。
セブン-イレブン
在宅率アップに『ミールキット』で対応
セブン-イレブン・ジャパンはお届けサービスの「セブンミール」で取り扱う『ミールキット』の割引と配達料無料のキャンペーンを、3月28日から実施した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅率がアップし、自宅での食事回数が増えていることを受けたキャンペーン。毎日の献立や買物で悩みを抱えるケースが増えていることに対応した。今回は、時短と簡単調理を同時に叶えられる、便利な食材セットの『ミールキット』割引キャンペーンとなる。利用者は、自宅からインターネットなどで注文ができ、受け取りは近くの店舗か、指定先へ配達してもらえる。外出を控えたいというニーズにも対応できるよう、配達料無料のキャンペーンも実施する。
*ミールキット割引・・・2人前・3人前を購入額(税抜)から100円引き、1人前は同50円引き
*配達料無料・・・購入額(税抜)1,000円以上
ファミリーマート
新型コロナウイルスに対する生活応援策
ファミリーマートは、新型コロナウイルス緊急対策として、3月25日から全国の店舗で、以下の生活応援策を実施する。
①おむすびを100円(税込)で販売。160円以上(税込)の商品については150円で販売。実施期間:3月25日~28日。
②ファミキチを100円(税込)で販売。実施期間:3月31日~4月6日。
③パスタ全品50円引き(一部商品除く/沖縄県除く/FamiPay払いは30円相当のボーナス還元)。実施期間:4月7日~13日。
④お母さん食堂2個セット30円引き(FamiPay払いは20円相当のボーナス還元)。実施期間:4月7日~5月31日。
⑤ファミリーマートコレクション対象商品(最大約240種類)20円引き。実施期間:4月14日~20日。
⑥マルチコピー機「ファミマプリント」で、ぬりえ・学習教材を無料提供(漢検50問テスト、たのしーと(工作やドリル)、ぬりえを無料で印刷)。実施期間:3月25日~4月7日。
ファミリーマート
「タイミー」導入で加盟店支援
ファミリーマートは人手不足に対する加盟店支援や多様な働き方に対応するため、タイミー(東京都渋谷区)のスキマバイトアプリ「タイミー」を、4月1日から本格的に導入する。
スキマバイトアプリの「タイミー」は、「この時間なら働ける」人と「この時間だけ働いてほしい」企業をつなぐバイトアプリ。働き手は応募や面接がなく、働きたい案件を選ぶだけですぐ働くことができ、勤務終了直後にアルバイト料金を受け取ることができる。「タイミー」導入により、各地の店舗で柔軟な採用が可能になるほか、コンビニエンスストアでの勤務経験がある人へのアルバイトの機会を提供することにもつながる。
タイミーは2018年8月から、このサービス提供を開始。首都圏、愛知県、関西地方、九州地方を中心に、100万人以上のユーザーと1万を超える店舗での利用実績を持つ。
セブン-イレブン
群馬県社会福祉協議会と協定締結
セブン-イレブン・ジャパンは、群馬県社会福祉協議会、群馬県と3月27日、「商品寄贈による社会福祉貢献活動に関する協定」を結んだ。店舗の改装時などに発生する在庫商品の一部を県社会福祉協議会へ寄贈し、食品ロス削減への対応や社会福祉貢献活動に役立てるもの。寄贈商品については、県社会福祉協議会と市町村社会福祉協議会を通じて、ボランティア・NPO法人などの福祉活動団体、社会福祉に関係する施設、支援を必要とする個人・世帯などに提供される。酒・煙草などの免許品、日配食品、アイスクリームなどの温度管理が必要な商品は、寄贈の対象外。
ファミリーマート
研修資金貸与事業へ寄付金贈呈
ファミリーマートは「静岡県における地域医療を守るための医師確保の取組に関する協定書」に基づき、3月24日に「静岡県医学修学研修資金貸与事業」へ寄付金を贈呈した。県東部地区の15店舗に、松岡紙業(静岡県富士市)が古紙回収ボックスを設置し、回収した古紙の売却代金の一部を毎年、「静岡県医学修学研修資金貸与事業」に寄付する取り組み。ファミリーマートは、設置手数料の一部を寄付する。昨年1月から今年2月までの分の寄付金は、古紙約871トン分となり、折半した松岡紙業分と合わせて87万円超となった。
セコマ
初めての「北海道産昆布フェア」
セイコーマートを展開するセコマは3月23日から4月5日まで、「北海道産昆布フェア」を初めて開催する。今回は、北海道浜中町産の昆布を使用した商品を発売。昆布が、ミネラルや食物繊維を豊富に含んだ健康的な食材であることをアピールし、消費拡大に努める。浜中町産の昆布を使用した商品は、今年2月までの1年間で全16アイテムを取り揃え、約80万個の販売実績があったことから、今回のフェア開催となった。新商品5アイテムを含む7アイテムを販売し、道産昆布の消費拡大とブランド力向上を目指す。
ローソン
“新感覚”のレジ横ホットスナック、他
ローソンは3月31日、スナックパイ「GU-BO」(グーボ)シリーズを発売する。“サクサク”とした食感の生地で、“ゴロゴロ”感ある中具を包んだ。鶏肉を使わない新たなホットスナックで、明太チーズ味、ベーコンポテト味、メキシカンチョリソー味を用意。いずれも税込130円。
またローソンは、「群馬デスティネーションキャンペーン」の開催に合わせて、ご当地メニューや県産の牛乳を使用した商品など、おにぎり、弁当、調理パン、調理麺、デザートの合計7品を発売する。3月24日からの実施で、関東甲信越地区の約4,800店舗が対象。「群馬デスティネーションキャンペーン」は、4月から6月までの3ケ月間、県内の市町村や観光関係者と全国の企業などが一体となって行う、温泉や自然、歴史・文化遺産、グルメなどの県の魅力を発信する観光キャンペーン。
ローソンストア100
三層仕立ての贅沢なシュークリーム、他
ローソンストア100では、みかん、パイン、黄桃の3種類のフルーツが入った三層仕立て(ムース、フルーツ、ホイップ)の贅沢なシュークリーム「ごろっとフルーツシュー」(税込149円)を、3月25日から発売する。
また同社店舗で販売する「100円パン」のなかで、昨年度、惣菜パン部門で最も売れたのが「VL 3種のよくばりロール」。ハムカツ、とんかつ、コロッケの3種類の具材をロールパンにはさんだボリューム感ある惣菜パンだが、3月18日からは、具材をコロッケ、とんかつ、メンチカツに変更してリニューアル発売した。
ミニストップ
「大きな海老フライ弁当」、他
ミニストップは弁当類の目玉となる商品「大きな海老フライ弁当」(税抜510円)を、3月24日から全国発売した。これまで販売したことのない、大きいサイズの海老フライ2本をメインのおかずとした。
同社はまた、3月24日、“100円おにぎり”(税抜)から、こだわりの新商品「味むすび南部どりめし」を発売した。初めて“銘柄赤鶏「南部どり」”を使用した鶏めしおにぎりで、ごぼう、椎茸を合わせて煮込んだ具材を、だし風味のご飯に混ぜ込んだ。
このほかミニストップでは、ハーブとスパイスを使った香り豊かな「ローストチキン(ハーブ&スパイス)」(税抜168円)を、3月27日に発売。2018年11月に発売した「ローストチキン(ハーブ&スパイス)」のリニューアル版で、パセリやローズマリーなどのハーブに、新たにガーリックパウダー、スモーク風味を加え、コクのある味わいに仕上げた。