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いなげや、第3四半期の営業利益は39.9%減

いなげや
第3四半期の営業利益の減益は大きく、40%近くに達する。

 株式会社いなげやは2月4日、第3四半期(4-12月期)の決算を発表した。売上高は1844億円(前年同期比0.7%減)、営業収益は1,911億円(同0.7%減)、営業利益は4億円(同39.9%減)、経常利益は6億円(同30.3%減)、四半期純利益は1.6億円(同43.6%減)と減収減益となった。

 食品スーパーは業態を通じて、2019年10月の消費税増税に伴う消費者の節約志向や、インターネットによる購買行動の変化、慢性的な採用難による労働コストの上昇、また、相次ぐ自然災害の影響など、厳しい経営環境が続いている。

 新たに川崎京町店(神奈川県)、小金井東町店(東京都)をオープンしたほか、お花茶屋店(東京都)など9店舗の改装を実施した。一方で7店(グループ会社の三浦屋の2店を含む)を封鎖している。スーパーマーケット事業においては、売上高1518億円(前年同期比1.2%減)、事業損失は9500万円となっている。

 ウェルパークを運営するドラッグストア事業においては、売上高322億円(前年同期比1.3%増)、事業利益は22億円(同52.5%減)となった。積極的な設備投資を行い、新規5店舗と11店舗の改装を行ったことにより減益となったが、調剤店の売り上げが順調に伸長したことが増収に繋がった。

 なお、20年3月期の通期連結業績予想については、19年10月に発表したものから据え置いた。営業収益は前期比0.1%増の2520億円、純損益は1億円としている。