2023年の1000社ランキングに入った食品スーパー(SM)314社のうち、本誌バックナンバーで3期連続ランクインしていることが確認できるのは287社。このうち、3期連続で増収・増益だったのは6社だった。
巣ごもり特需の反動減と業績が落ち込んだ21年度に続き、22年度は世界情勢を背景としたインフレ、それに伴うコスト上昇により、利益面で苦戦した企業が目立った。また、「収益認識に関する会計基準」の適用により、上場企業や上場子会社を中心とした一部企業において売上高の純粋比較ができなかったことも影響し、3期以上連続の増収・増益を果たした企業は前年から4社減少し、わずか6社となった。
そうした中、今年も増収・増益を果たしたのがヤオコー(埼玉県)だ。23年3月期の売上高は対前期比4.3%増の4878億円、当期純利益は同2.5%増の142億円だった。同期の上期の連結決算では水光熱費の上昇などを理由に増収・減益となったものの、通期では危なげなく増収・増益を達成した。増収・増益記録を「34」に更新した。
ヤオコーに並んで本企画の常連となっているのが
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