[東京 7日 ロイター] – 東芝が7日発表した2019年4─6月期(米国会計基準)の営業利益は前年比10.7倍の78億円だった。構造改革効果が利益を押し上げた。
ただ、営業外で東芝メモリの持ち分法損失や米国の液化天然ガス(LNG)事業譲渡損失引当などを計上、最終損益は1402億円の赤字となった。
会社の営業利益実績はリフィニティブが集計したアナリスト3人の予測平均値116億円を下回っている。
売上高は前年比3.5%減の8131億円だった。パソコン事業売却による連結除外の影響が426億円にのぼり、継続事業では増収だった。
2020年3月期予想は据え置いた。営業利益予想は前年比3.9倍の1400億円と、リフィニティブが集計したアナリスト15人の予測平均値1242億円を上回っている。
(志田義寧)