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週刊スーパーマーケットニュース カスミの次の一手に注目集まる

 わずか2年の間に、カスミが展開する「オフィススマートショップ」が70カ所にまで拡大した。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスのスマートフォン決済アプリを利用した無人店舗で、自治体や企業、施設などに出店。また、「移動スーパー」も10月中旬に埼玉県鴻巣市で運行を開始し、稼働台数は50台となった。さらに、ハヤシが運営する「フードプラザハヤシ」の店舗を借り受け、カスミ屋号の店舗へのリニューアルも進めている。さまざまな販売形態で、顧客に積極的にアプローチするカスミの次の一手に注目が集まる(11月4日~10日のニュースをまとめました)。

コープさっぽろ
宅配トドックの活用本を発行

 生活協同組合コープさっぽろは11月5日、宅配システムのトドックの活用法をまとめた「コープさっぽろFAN BOOK」を発売した。生鮮食品や日用品、衣類、雑貨など2万5000アイテム以上を取り扱う宅配トドックの加入者数は現在、北海道で44万人を超えており、より深くトドックを知ってもらうことを目的に発行した。道内の書店、Webでも販売する。定価は990円。

ヨークベニマル
「浜田店」を開店

 ヨークベニマルは11月11日、店舗の老朽化で1年余り休業していた旧浜田店を大幅に改装し、新たに「浜田店」として開店する。売場や商品の特徴は以下のとおり。

<鮮魚部門>地産地消に力を入れ、原釜漁港の商品を中心に新鮮な丸魚を提供。フライパンメニューやおつまみなどの簡便商品や、食べきりサイズの品揃えも強化した。
<精肉売場>厳選和牛「ふくしまプライドBEEF」をはじめ、経産和牛の商品を提供。また、健康志向の高まりを受け、豚赤身肉や脂肪カット商品の品揃えも充実させた。
<青果売場>食べきりサイズのカットフルーツを店内加工。また、地元生産者と取り組んだ地元農産物コーナーを展開。
<日配売場>地元で生産された納豆や豆腐などの品揃えに加え、地元で人気の和菓子も取り揃えた。冷凍食品は品揃えを充実させ、主菜・副菜として活用することに便利な徳用サイズも取り扱った。
<グロサリー売場>立地特性を踏まえて飲料コーナーの品揃えを強化し、菓子売場ではプチサイズ商品の取り扱いをする。

カスミ
「オフィススマートショップ」70カ所まで拡大

 カスミは11月4日、スマートフォン決済アプリ「Scan&Go Ignica」を利用した無人店舗「オフィススマートショップ」が70カ所まで拡大したことを発表した。2020年の茨城県庁への出店を皮切りに、これまで自治体や企業、施設などへ出店してきた。飲料、菓子、即席麺やレンジアップ商品、冷凍食品、文具、生活消耗品など、スペースに応じて100~500品目を品揃えし、24時間営業を基本とする。

セブン&アイ・ホールディングス
「セブンプレミアム ゴールド」から初の商品

 セブン&アイ・ホールディングスは11月7日、グループのPB「セブンプレミアム」ブランドの「セブンプレミアム ゴールド」から、ポン酢やすき焼の割下など、和風調味料シリーズ3品を発売した。イトーヨーカ堂、ヨークベニマルでも展開する。

エコスグループ
<たいらや>「TAIRAYA東久留米店」をオープン

 エコスグループは11月8日、グループで131店舗目となる「TAIRAYA東久留米店」をオープンした。売場面積は461坪で、年間売上20億円を目標にした。営業時間は10時から22時。

マックスバリュ東海
鈴鹿医療科学大学と共同開発した「鈴華御膳」

 マックスバリュ東海は、11月5日から期間限定で、鈴鹿医療科学大学の学生と共同開発した「鈴華御膳」2種類を販売する。健康的な食生活の提案や、食事バランスを考慮した弁当・総菜などを推奨する“ちゃんとごはん”の取り組みの一環。

「エクスプレス浜松住吉店」をオープン

 11月10日には、浜松市で3店舗目となる小型店「エクスプレス浜松住吉店」をオープン。旧店舗を建て替えて新たにオープンした店舗で、食べきり、使いきりを意識した小容量商品を充実させたほか、会計と商品の袋詰めを一連の流れで行えるカウンターレジを導入した。

オークワ
「伊賀新堂店」を改装オープン

 オークワは11月10日、2004年10月に開店した「伊賀新堂店」をリニューアルオープンした。

 リニューアルにあたっては店内レイアウトを変更し、自慢の「魚屋の寿司」コーナーを拡大。冷凍食品コーナーはリーチインケースを採用し、取り扱いアイテム数を増やした。また、大豆ミートや植物性ミルクなど健康志向の商品の品揃えも充実させた。