コロナ禍で人の動きが制限された影響を受け、市場が縮小傾向にあるコンビニエンスストア(CVS)業界。日本フランチャイズチェーン協会(東京都)によると、2021年度のCVSの市場規模は対前年度比1.1%増の10兆7816億円と増加したものの、前年度の落ち込み(4.5%減)を挽回するには至っていない。
市場をけん引してきた大手3社の22年2月期チェーン全店売上高を見ても、首位のセブン-イレブン・ジャパン(東京都:以下、セブン-イレブン)が対前期比1.7%増の4兆9527億円、2位のファミリーマート(東京都)が同2.8%増の2兆8419億円、3位のローソン(東京都)が同2.1%増の2兆2119億円。いずれも増加したが、コロナ前の水準には戻っていない。
背景にあるのは、
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