積極的なデジタル活用が進むCVS業界。その現在地と今後の方向性を、ファミリーマートで「ファミペイ」の立ち上げやデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を指揮したDX JAPAN代表の植野大輔氏に聞いた──。
「ファミペイ」の開発に当たって感じたのは、CVSが全国に多数の店舗網を持つがゆえの難しさと可能性です。難しさは、新たなサービスを導入するのに、1万店以上ある店舗で働くすべての従業員の理解を得て、オペレーションの変更や来店客への提案などを促す必要があることです。また、1日の来店客数が多いからこそ、サービスに不具合が出た場合の影響が大きいという点もあります。仮にエラー率がたった0.01%でも1日1000人以上に障害が生じてしまうのです。
一方の可能性は、
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