コロナ禍の落ち着きとともに売上が回復してきたコンビニエンスストア(CVS)業界。しかしコロナ後も、国内人口が減少するなかCVSが新規出店以外の方法で成長をめざしていく必要がある点に変わりはない。そうしたなか大手3社は次なる打ち手に向けて動き出している。
日本フランチャイズチェーン協会(東京都)によると、2022年(1月~12月)のCVSの市場規模は対前年比3.7%増の11兆1775億円と2年連続でプラスとなった。新型コロナ感染拡大直後の20年は、リモートワークの普及や外出自粛生活で、オフィス街や観光地立地の店舗の利用が大きく落ち込んだCVS市場だが、感染状況の落ち着きとともに利用が回復している。
しかし、国内人口が減少する一方で出店競争が激化し、CVSは従来のような積極出店による成長が見込みにくくなっている事実に変わりはない。こうしたなか各社は次の成長に向けてアクセルを踏んでいる。
セブン&アイ・ホールディングス(東京都/井阪隆一社長)は3月、
・・・この記事は有料会員向けです。続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。