大創産業が展開する新業態「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」。シンプルながらおしゃれで、質感のある商品を値頃感ある価格で提供、各地で反響を呼んでいる。2022年6月には、お膝元の広島県初となる店舗「Standard Products広島八丁堀店」(以下、広島八丁堀店)が広島市内の目抜き通りにオープン。同店の売場づくり、品揃えを詳しくレポートする。
全面ガラス張りのスタイリッシュな外観
Standard Productsは、大創産業が現在出店に力を入れる新業態だ。21年3月に1号店の「渋谷マークシティ店」(東京都渋谷区)、同年10月に2号店「新宿アルタ店」(同新宿区)を出店して以降、関西、九州など徐々にエリアを広げながら、全国各地で店数を増やしている。今年5月にはシンガポールでも店舗をオープンし、海外進出も果たした。
今回足を運んだのは、今年6月30日にオープンした広島八丁堀店。大創産業創業の地であり今も本社を置く広島県内初のStandard Productsの店舗である。店を構えるのは、JR線「広島」駅から約1.5km離れた、広島を代表する繁華街の1つ「八丁堀」エリアだ。市電やバスが行きかう目抜き通り沿いで、22年1月に閉店したファストファッションブランド「ZARA広島店」の跡地への出店。全面ガラス張りの外観と白抜きの「Standard Products」のロゴがスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。単独の路面店という出店形態はStandard Productsではめずらしい。
店舗は2層構造で、売場面積は計約243坪。2階の一角(55坪)には、300円ショップ「THREEPPY(スリーピー)」を配置しており、マロニエゲート銀座店の出店を機にリブランディングした新たな商品政策(MD)が導入されている。
さて、Standard Productsがコンセプトに掲げるのは「ちょっといいのが、ずっといい。」。シンプルながらおしゃれで、質感のある商品を値頃感のある価格で提供しているのが特徴である。年齢・性別を問わず、生活に取り入れやすいベーシックで洗練されたデザインに特化、新しいスタンダードをめざしている。
価格は100円(以下すべて税抜き)から、最も高いものでも1000円まで。中心価格帯となるのは
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