近年の大創産業の店舗開発戦略において、とくに重要な出店だったのが、2022年4月に開業した「マロニエゲート銀座店」だ。同店は「DAISO(ダイソー)」「Standard Products (スタンダードプロダクツ)」「THREEPPY(スリーピー)」の3つのブランドをワンフロアに集積した、大創産業の「グローバル旗艦店」としてオープンした。国内外の店舗を代表する存在である同店の売場づくりに迫る。
大創産業初の3ブランド複合店舗
大創産業は22年4月15日、東京・銀座にある商業施設「マロニエゲート銀座2」の6階部分にマロニエゲート銀座店をオープンした。「DAISOマロニエゲート銀座店」「Standard Productsマロニエゲート銀座店」「THREEPPYマロニエゲート銀座店」の3店舗がワンフロアに集結。大創産業として初めての3ブランド複合型店舗であり、国内のほか世界26の国・地域に店舗展開する同社の「グローバル旗艦店」の位置づけとなっている。
銀座といえば、百貨店や商業施設、ハイブランドの路面店などが建ち並ぶ日本有数の商業エリア。近年は「ユニクロ」「GU」「無印良品」などの大手小売チェーンも「グローバル旗艦店」を掲げ進出しているが、大創産業はこれまで銀座エリアへの出店実績がなかった。創業50周年という節目を迎え、国内外の店舗を代表するフラッグシップを銀座の地に開業したかたちだ。
売場面積は、ダイソーが316坪、StandardProductsが130坪、THREEPPYが51坪。それぞれのブランドが「グローバル旗艦店」として、圧倒的な品揃えと最新の商品政策(MD)を導入している。
“プチプラコスメ”が充実オリジナルのトレカも
まずは約2万3000アイテムを取り扱う、ダイソーの売場から詳しく見ていこう。レイアウトは壁面沿いに
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