2020年9月末に関西1号店を出店し、関西進出を果たしたロピア(神奈川県/高木勇輔代表)。10月に2号店、同11月には3号店と3カ月連続で関西エリアに新規出店し、怒涛の勢いで関西小売マーケットに攻勢をかけている。関西地盤の小売チェーンが恐々とする中、ロピアは関西の店舗でどのような店づくりをしているのか。2号店、3号店の売場をレポートする。
年商40億円超え!?3カ月連続で出店!
ロピアが関西に進出してから3カ月超が経過した。
関西1号店「寝屋川島忠ホームズ店」(大阪府寝屋川市:以下、寝屋川店)を出店したのが、2020年9月29日のこと。翌10月27日に「尼崎島忠ホームズ店」(兵庫県尼崎市:以下、尼崎店)、さらにその翌月、11月24日には「鶴見島忠ホームズ店」(大阪府大阪市:以下、鶴見店)をオープン、3カ月連続の出店で早くも関西3店舗体制となっている。
出店した3店舗の業績は好調であるようだ。ロピアの内情に詳しい関係者によれば、今回出店した3店はいずれも「年商40億円がアンダーライン」とのことで、足元業績はこのアンダーラインを大きく上回る勢いで推移しているという。
注目すべきはその集客力だ。
12月初旬、2号店の尼崎店に足を運んでみると、オープンから1カ月以上経った平日であるにもかかわらず、店の前には長蛇の列ができ、お客が開店を待っていた。また、大阪・鶴見の住宅街に出店した3号店・鶴見店は、開店から10日ほどしか経過していないこともあってか、店内は終日、オープン日のような混雑ぶりだった。
快進撃を支える「ローコスト」への取り組み
地盤とする首都圏から遠く離れた関西の地で、なぜロピアはこれほどまで支持を集めることができているのだろうか。
関西小売に詳しい、サミットリテイリングセンター社長の新谷千里氏は、「ロピアの強さは『ターゲティング』『ポジショニング』が明確であることだ」と指摘する。
「ロピアが、育ち盛りの子供がいる
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