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1090円のプリンが好調!コロナ禍でも成城石井が売上拡大できる仕組みと仕掛け

総菜新戦略

ミールキット、カップ入りサラダ、EC限定品…セントラルキッチン活用で新商品を続々投入!

高い商品開発力で消費者から厚い支持を獲得している成城石井(神奈川県/原昭彦社長)も、コロナ禍では一時期、オフィス街や駅ナカ立地の店舗で、総菜の売上が減少した。しかし同社はセントラルキッチンの機能を生かし、新しいニーズに即した商品を次々と投入。6月には大きく成長中の生鮮部門と同様に、総菜の売上も伸ばすことに成功している。

長さ17cmのプリン!大容量商品が好調

成城石井商品本部本部長代行で商品部部長の濱田智之氏

 成城石井は、路面店のほか、駅ビルやオフィスビルなどのテナントとして出店する店舗など複数のフォーマットで約180店を展開する。

 新型コロナウイルス感染症拡大以降、既存店売上高は4月1 0 6 . 3 % 、5月109.1%、6月108%、7月107%と対前年同月実績を大きく上回ったが、総菜部門はその好調の波に乗り切れなかった。

 路面店は総菜も好調だった一方で、これまで総菜の売上高構成比が路面店に比べて高かったオフィス街や駅ナカ立地の店舗が、リモートワークの拡大で通勤客が減少した影響を受けたためだ。営業時間の短縮に加え、入店する商業施設が緊急事態宣言を受けて一時休業したことから休店せざるを得ない店舗もあった。

 しかし「6月、7月は総菜部門が全体売上高の伸びに追いついてきた」と成城石井商品本部本部長代行で商品部部長の濱田智之氏は語る。

 とくに好調なカテゴリーが

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