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トヨタとNTTが2000億円相互出資へ、スマートシティー構想推進

スピーチするトヨタの豊田章男社長
3月24日、トヨタ自動車とNTTが資本提携し、2000億円の相互出資を行うことが分かった。写真は1月、米ラスベガスで富士山麓でのスマートシティ構想についてスピーチするトヨタの豊田章男社長(2020年 ロイター/Steve Marcus)

[東京 24日 ロイター] – トヨタ自動車とNTTが資本提携し、2000億円の相互出資を行うことが分かった。24日、関係筋が明らかにした。トヨタとNTTは、次世代をにらんだ互いの技術を生かし、スマートシティー構想を推進する。

トヨタとNTTは午後3時に共同記者会見を行う。会見には両社社長が出席する。

トヨタは1月、静岡県に実験都市を開発するプロジェクトを発表し、21年初の着工を目指している。NTTは、米国でスマートシティの実証実験に関わってきた知見を生かし、自動運転に必要な通信インフラやインテリジェントビルの開発などで参画する方向。

自動車業界ではCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)を巡る競争が、通信業界では次世代通信網「5G」の次の6Gをにらんだ競争が、それぞれ激しくなっている。

両社はすでにコネクテッドカー(つながる車)の分野で実証実験など共同で進めてきた実績があり、関係強化を通じて次世代技術の開発を加速する。