ダイヤモンド・チェーンストア7月15日号の特集は、「低所得時代の潜在市場 ニューエコノミカル」をお届けします。
「ニューエコノミカル層」――。大手食品卸の三菱食品は、国内の低所得者層をこう名付けました。
一般に低所得者層と定義される年収300万円以下の人数は、給与所得者4756万人のうち40.9%を占めています(「民間給与実態統計調査」14年度/国税庁)。04年は37.5%ですから、この10年で低所得者層の割合は高まっています。非正規雇用数が増えており、今後さらにこの割合は高まっていく可能性が高いと見られています。
小売業にとって、4割超を占めるこのニューエコノミカル層の市場を無視することはできません。低所得者層に向けて何らかの打ち手を講じる必要がありそうです。
特集では、西友、ミスターマックス、ドン・キホーテを取材し、各社の戦略をまとめまたほか、ディスカウンターが割拠する東京都足立区の激戦区もレポートしました。
今号はこのほか、西友のネットスーパー専用倉庫を備えたハイブリッド型店舗「西友豊玉南店」のレポートも読みどころです。
ぜひ、ご一読ください。