BLOGを休んでいる間にイオン(千葉県/岡田元也社長)グループの都市型小型店「まいばすけっと」を展開運営する、まいばすけっと(千葉県)の大池学社長と話をする機会があった。
なかなか小誌に登場してもらえないので、どんな変人かと構えていたら、実に気さくなジェントルマンだった。
東京都と神奈川県に約600店舗を展開する同社のコンセプトやレイアウト、商品政策は、すべて1人で考えたのだという。だから、一切ぶれることなく、標準化が図られており、店舗間の格差が小さい。
既存店舗の立地はすべて大池社長の頭の中にインプットされている。
それというのも店舗開発時に自ら調査に赴くのは当たり前。それ以外にも1週間に20~30店舗を臨店しているからだ。
試しに、私の自宅そばにある「まいばすけっと」について尋ねてみると、「あそこは、目の前にディスカウントストアがあり、ドラッグストアが2件あり…大変な競争環境だ」とすらすらと解説してくれた。
ここ2~3年の間に一挙に店舗数を増やしたが、岡田社長からは「1ケタ違う」と発破を掛けられているのだという。
「1000店舗ということですか?」と水を向けてみると、首を横に振って「6000店舗だよ」と笑ってみせ、「早く店舗網を拡充してイオンのオムニチャネル化にも貢献したい」と抱負を話してくれた。
最後に、「店頭も含め、プライベートブランドが並び過ぎではないでしょうか?」と話すと頷いていた。
その翌日に「まいばすけっと」に行ってみると、店頭にはナショナルブランドが2SKUあった。けれどもこれは単なる偶然だろう。