8月上旬にスクール主催のテニス合宿に参加してから、左手人差し指の先端がぷくっと腫れている。はっきり言って、ずっと痛い。
思い当たる節はある――。
合宿最終日に参加者全員が4チームに分かれて、総当たり戦の試合をしているときに、相手のオーバーしたボールを「取ります」と言って、素手で取りにいった。ところが、ボールには異様に回転がかかっており、これを取り逃がしてしまった。
結構、痛かったけれども、突き指だろうと自己診断し、そのままにしておけば治るはず、と楽観していた。
しかし、それ以降、ほとんど回復の気配さえなく、左手人差し指はずっと痛い。
すなわち、もう1か月以上、そんな状態が続いている。
さらに、先週は、痛めている指を思い切りドアに当ててしまった。ピキキっと音を立て、思わずうずくまってしまった。
もう、これはいかん、と近くの整形外科を訪ねると、さっそくレントゲン検査。
画像を見たお医者様は、「あー、骨折ですねえ。抹消骨骨折!」と明るい表情で宣言してくださった。
どおりで痛いわけだ。ただ、我慢できないほどではなかったので、そのままにしておいた旨を伝えた。
お医者様「やってから1か月以上経ってるんだあ。通常はリハビリの期間だから、何も施しようがないなあ。テーピングでもしておく?」。
私「いえ、結構です」と早々に病院を後にした。
帰路に着き、「骨折なんて小学生のとき以来、40年ぶりだぜえ」と左手を見つめ、ちょっぴり自分のワイルドさを誇りながら、第12胸椎を破裂骨折して入院中のタレント、スギちゃんのことを思った。