手帳を替える季節――。
初冬の巷を歩けば、そこかしこに手帳売場があり、カレンダー売場同様、この時期の風物詩となっている。
さて、私が、さっきまで使っていた手帳は、日本能率協会マネジメントセンター(東京都/長谷川隆社長)が発行している「能率手帳ウィック7(黒)」だった。2010年12月13日(月)の欄からスタートしていたので、去年は12月2週目に切り替えた。
今年買い求めた2012年用の手帳は、高橋書店(東京都/高橋秀雄社長)の「ニューダイアリー3」。スタートは2011年12月5日(月)になっている。
これまで、日本能率協会マネジメントセンターと高橋書店の2種類の手帳をほぼ交互に使ってきたのだが、「これで勝負あった!」と感じてしまった。
仕事がら、年明け1月のスケジュールは、賀詞交歓会や新年会など思いのほか早く決まってしまい、それらを記すスペースにはずいぶんと苦労してきていたからだ。
しかし、今年の手帳なら12月1週目に切り替えることができるので、そんな問題を抱え込まないで済む。見開きに記された1週間分、たった2ページの違いなのだが、この違いは本当に大きい。
いみじくも、12月1日は「手帳の日」(※)。
もはやこれ以上、前倒しをする必要はないけれども、師走に入った途端に切り替えることができる手帳を開発した高橋書店の小さなイノベーションに軍配を上げたい。
※師走に入り、手帳を活用して1年を振り返り、新しい手帳を準備する時期であることから、ビジネス手帳の元祖「能率手帳」を製造販売している日本能率協会マネジメントセンターが制定した日。書店や文具店などの手帳売り場でのキャンペーンなどを行う(日本記念日協会〈長野県/加瀬清志代表〉)。