宝くじの当せん金は、支払い開始日から1年で時効になる。これを時効当せん金といい、2009年度中の時効当せん金は実に201億円に上っている。
これは、2008年度販売総額の1兆419億円の約1.92%に当たる
ちなみに2009年度の200万円以上の高額時効当せん金(数字選択式宝くじを含む)は、51億6161万円(174本)で約26%に相当。1000万円以上の時効当せん金は、全国で115本もあった。
それらの内訳を見ていくと、2億円以上が5本、1億円以上2億円未満が15本、5000万円以上1億円未満24 本、1000万円以上5000万円未満71本、200万円以上1000万円未満59本で合計は51億6161万円。うらやましい数字が並んでいる。
しかし、驚くのは、時効当せん金の74%(約150億円)を占めるのは、100円、200円、300円などの末等賞であることだ。
何と150億円もの巨額の富が換金されずに公共事業等に使われてしまっているのである。
まさにSmall is big(ちりも積もれば山となる)!
過去にこのBLOGでは、
http://diamond-rm.net/articles/-/4096
http://diamond-rm.net/articles/-/3572
と同じようなケースを2度ほど書いたが、こういう事象とは案外多いものなのかもしれない。