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挨拶をしない人はもったいないよネコちゃん。

 「こんにちは、こんにちワン」

 「ありがとう、ありがとウサギ」

 「こんばんは、こんばんワニ」

 「さようなら、さよなライオン」

 

 公共広告機構(AC)のCM『あいさつの魔法。』の歌詞だ。

 みなさんは、もう耳にタコができるほど聴いたのではないだろうか?

 

 CMの出来栄えについては、ここでは語らない。

 

 ただ、このCMが訴えているように挨拶とは本当に「魔法の言葉」である。

 「挨拶するたび、友達増えるね」と結論しているが、その通りだとも思う。

 

 学生時代の部活動において、挨拶は基本だった。

 私は体育会系の部活ではなかったが、挨拶を忘れると後で容赦なく、こっぴどくぶんなぐられたものだ。

 それも、いまとなれば、とても感謝している。

 

 新入社員が入社すると、誰もが大きな声で挨拶をする。しかし、3か月もすると挨拶をする人としない人になぜか分かれる。

 

 しかし本音を言えば、社会人も挨拶さえできれば、仕事の7~8割は終わってしまうと私は勝手に思っている。

 ほとんどの仕事は、人間関係が占める比率がそれだけ高いと考えるからだ。

 

 「いらっしゃいませ」「はい、かしこまりました」「恐れ入ります」「少々お待ち下さいませ」「お待たせ致しました」「申し訳ございません」「ありがとうございました」などの7大接客用語を持ち、一般のお客様を相手にする小売業の場合は、仕事の9割は挨拶が占めるかもしれない。

 

 大体、挨拶をされて嫌な人間などいない。また、不思議なもので年齢が高くなるほど、挨拶をされるのが好きになるものだ。

 

 「挨拶をしない人は仕事ができない」とは言わないけれども、「挨拶をする人は仕事もできる」ような気がする。

 

 だから、斜に構えてしまって挨拶をしない人はもったいないよね。もったいないよネコちゃん。