「Wikileaks(ウィキリークス)は、匿名による政府や、企業、宗教に関わる機密情報を公開するウェブサイトのひとつ。創始者はジュリアン・アサンジ。投稿者の匿名性を維持し、機密情報から投稿者が特定されないようにする努力がなされている。2006年12月に準備が開始され、それから一年以内に120万を超える機密文書をデータベース化している」(ウィキペディアより)。
アメリカの外交当局の機密文書を公開したり、ジュリアン・アサンジがロンドンで逮捕されたり、情報テロと批判されたりと、周辺も含め、何かと注目を集めているウィキリークスであるが、私はこの新しい動きを歓迎する立場をとりたい。
1つ目の理由は、政府の利益と国益とは異なるということだ。日本なら、民主党政権が隠そうとしている情報が、国家としての日本にとってマイナスに働くとは限らない。民主党が政権を維持したいためだけに、隠匿している情報はゴロゴロ存在するのではないか?さまざまな政府の暴走を事前に止めるという意味においてもウィキリークスは意義深い。
2つには、情報化社会が進化進展しているのだから、それに合わせた情報管理を政府も公的機関も宗教団体も民間企業もすべきということだ。隠したいのであれば盗まれないため、また洩らされないために、十重二十重の情報管理が求められる。旧態依然の管理体制は、もう通用しないということだ。
いずれにしても、情報環境が変化してしまっているのだから、そのことを非難しても何も始まらないだろう。
もし近い将来にウィキリークスが潰されても、第2、第3のウィキリークスは必ず現れるはずだからだ。