イトーヨーカ堂(東京都/亀井淳社長)が2010年10月に鳴り物入りで出店したのが都市型小型食品スーパー(SM)の1号店「イトーヨーカドー食品館阿佐谷店」だ。
出店したのはJR中央線阿佐ヶ谷駅徒歩2分のビル地下1階。売場面積約880㎡に約6000アイテムを集め、購買頻度の高い商品に特化した。初年度の年商目標は約20億円。
売場構成は食材を中心に「生鮮ゾーン」と利便性の高い商品やすぐに食べられる商品主体の「製品ゾーン」に分け、ゾーンごとに少量・適量コーナーを設けた。
従来の川上分類別による商品の括り方を見直し、チルド飲料と一般飲料を同じ冷蔵ケースで展開するような部門の縦割り組織を超えたところで売場づくりをしている。
小誌『チェーンストアエイジ』誌の読者投票企画「STORE OF THE YEAR 2011」(2011年4月1日号掲載)では、324ポイントを獲得して第12位にランクインしている。
その「イトーヨーカドー食品館」が我が家のすぐそばに出店するという情報を得た。
場所は、東京都杉並区宮前2丁目1?16 カサ・デ宮前 1F。以前は、オートバックス環8高井戸店だったが、オートバックス高井戸店にリプレースしたために次のテナントには何が入るのか興味津々だった。
ただし、好立地なだけに競合は厳しく、半径1㎞内にミニコープ高井戸店、西友高井戸東店、サミット高井戸東店、オリンピック高井戸店、オオゼキ高井戸店など思いつくだけでも5店舗ある。
もちろんイトーヨーカ堂にとっては、勝算を確信しての出店とみられるが、大激戦区の高井戸エリアで「イトーヨーカドー食品館」がどんな闘いぶりを見せるか非常に楽しみであり、定点観測していきたい。今年12月以降にオープンするという。